2009年01月14日
桔梗屋西陣織長財布の製作工程
西陣織の引き箔螺鈿織りの桔梗屋長財布です。
今回は、この財布の製作工程をご説明させて頂きます。
紙幣に使う三つ又の和紙の上に、本漆を何度も重ねて塗り込んでから、金、銀を丹念に一枚ずつ張って仕上げていきます。
張った箔の上に更に金、銀箔などを貼り付け、切金などを表現。
図案の上に螺鈿を貼り付けていく。螺鈿の素材は アワビ、夜光貝など内側が光る貝で、これを薄くし、文様の形に切り抜いていきます。螺鈿を張り終えたら、金彩加工を施します。
仕上がった箔を裏側から包丁で切断。1Cm間に、13本の細さで、糸のようにします
切断した 糸のような引き箔を、一本一本手機(てばた)により、織り込んで仕上げました。
アップで見て頂くと 螺鈿や縦糸の細かい織り込みが分かります。